
法律の改正やオンラインでの取引が可能になってから、これまでなかったような様々な不動産投資のやり方が出てきました。
REITと呼ばれる不動産投資信託はもちろん、クラウドファンディングのシステムを活かしたソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングもここ数年で急成長しているサービスです。
これまで一般の人には「不動産投資は所得層の高い人が余ったお金で運用する投資」「面倒な手続きや物件管理が必要」というイメージだったのが、それらのデメリットが排除されたのが、REITやソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングなどです。
このページでは代表的なREITやソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの不動産投資方法について解説します。
それぞれの特徴やメリット、デメリットを比較してご自身に適した不動産投資のスタイルを見つけてください。
| 不動産クラウドファンディング | REIT | ソーシャルレンディング | |
| 少額投資 | 可能 | 可能 | 可能 |
| 複雑な手続きや管理 | なし | なし | なし |
| 元本保証 | なし(優先劣後システムで低リスク) | なし | なし(担保や保証で低リスク) |
| 金利平均 | 4~8% | 3~5% | 4~10% |
| 途中解約 | 原則可能 | 毎日可能 | 原則不可 |
| 価格変動 | 原則なし | 毎日 | なし |
REITとは一般的に不動産投資信託のことを指し、REIT運営会社が出資者から集めた資金で不動産物件の売買、または賃貸を行い運用する不動産金融商品です。

REITはアメリカではとても人気のある不動産投資法ですが、近年では日本でも人気が出てきており日本版REITと言われるJ-REITも人気があり、資金が集まってるようです。
REITで扱われる案件のほとんどが上場している商品なので、出資者は証券会社から商品を売買する必要があります。またREITは物件ごとに出資するのではなく、複数の物件にまとめて出資するのというニュアンスになります。
物件の値段は上下するので、株式などと同じで都度、売買することも可能なため、株式の運用のようなやり方で不動産投資ができます。また、配当に加えて値上がり益も獲得できるのが特徴のひとつと言えます。
REITのメリット
REITのメリット1. いつでも売買が可能
現金化が難しいと言われる不動産投資ですが、REITでは株取引と同様に同日中に売買することが可能です。売買益で利益が出たり、損益が出たりしますが、現金化できなくて困るようなことにはなりません。
REITのメリット2. 面倒な手続きや物件管理の手間が不要
REITは面倒な事務手続きや物件管理の手間なく不動産投資を可能にさせました。それらの手間はすべて運営会社が行いますので、証券口座さえ持っていれば誰でも不動産投資を開始することができます。
REITのメリット3. 値上がり益の獲得
REITの配当は株取引よりも高いだけでなく、物件相場の値上がりによる利益も獲得できるのが大きなメリットです。いつでも売買ができるという点においては株取引と同様に現金化できるというメリットです。
REITのデメリット
REITのデメリット1. 値段が変わる
当たり前ですが、物件相場は毎日変動し、下がれば値段が急落することもあり得ます。そういった乱高下が心配な方には、不向きな投資商品です。
REITのデメリット2. 元本保証ではない
REITは基本的に元本保証されていません。投資物件の値段が下がっても配当が減っても投資家が守られるものではありません。安定的な運用が希望の方には不向きな投資商品です。
REITのデメリット3. 複数物件に投資するのでリターンが下がる
REITはケースによっては数十件の物件に投資しているので、利回りの高い物件も低い物件もあり、最終的に利回りが下がってしまうこともあります。REITの配当は大体3~5%あたりが相場と言われています。
融資型クラウドファンディングとも言われるソーシャルレンディングは運営会社が集めた出資金を元に企業に融資、返済された金利分を出資者に分配するという仕組みです。

ソーシャルレンディングは好条件の不動産を目利きするよりも貸付する事業者の返済能力の判断が重要になります。
ソーシャルレンディングのメリット
ソーシャルレンディングのメリット1. 高い利回りの案件
ソーシャルレンディングの利回りは全体的に高く10%を超える案件も少なくありません。それには理由があり、リスクが高い分金利も高いという所謂ハイリスクハイリターンという商品です。
ソーシャルレンディングのメリット2. 価格変動がない
他の商材のように日々価格に変動があったり、知識がないと失敗のリスクが高かったりしますが、ソーシャルレンディングは価格が変わりません。
ソーシャルレンディングのメリット3. 管理不要
ソーシャルレンディングは出資したら他にやることがありません。金利が発生するまで待つのみです。つまり、面倒な手続きや事務作業などは一切不要なので、運用に手間暇をかけたくない人には最適な投資商品と言えます。
ソーシャルレンディングのデメリット
ソーシャルレンディングのデメリット1. 元本保証ではない
これはソーシャルレンディングに限らずですが元本保証ではありません。10%を超える金利でも融資先の会社が倒産したら終わりです。金利は月々払われることが多いですが、元本回収は期間満了後になります。
ソーシャルレンディングのデメリット2. 途中解約できない
ソーシャルレンディングは資金を高い金利で貸し付けているので途中解約しては意味がありません。従ってが最も途中解約が難しい商材なので、あくまで余剰資金を投入する出資を心掛けましょう。
ソーシャルレンディングのデメリット3. ハイリスク・ハイリターン
前述したとおり金利が高い分、リスクも高いハイリスクハイリターンの投資商品です。一般金融機関で融資が受けられないところへ融資を行っているので、最悪の場合、返済遅れや貸し倒れの可能性がないとは言えません。そのリスクがある分、10%を超える高金利を手に入れられるわけですが、慎重な判断は必要となります。
この3つの不動産投資方法により不動産投資は一気に身近な投資法になりました。
同様に3つの大きなメリットは少額投資ができる!面倒な手続き不要!物件管理も不要!です。
ただ一方で毎日値動きがあるREITもあれば、価格変動がないので投資後は放置でも問題ない不動産クラウドファンディングもあります。
物件・ファンドによっては10%を超える利回りの案件もあり、大きな利益を獲得できるチャンスでもあります。
しかし、もちろんリスクがないわけではないので、それぞれの特性を十分に理解した上で投資にチャレンジしてみてください。


